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肩こりは太る原因に!もう太らない痩せ体質を作る解消法を解説

  • ストレッチ
  • ダイエット
公開日2023.04.18
最終更新日2023.04.19
読み終わるまで10分

【肩こりが太る原因になる理由2つ】
<1> 血行が悪くなり脂肪が燃焼しにくい体質になっている

<2> 肩こりがある人は姿勢が悪いことが多く、そのために肩周りに脂肪が付きやすくなっている
このような2つの理由から、肩こりと太ることは深く関係しています。そのため、肩こりを改善することで見た目をスッキリさせ痩せ体質を作ることができるという訳です。

では、太る原因になっている肩こりを改善する方法にはどのようなものがあるのかと言うと、次の2つです。

【肩こりを改善して痩せ体質を作る方法2つ】
<1> 肩周りを適度に動かし血行を良くする

<2> 正しい姿勢を身につける

この2つの方法を日常的に意識することで、肩こりを改善して見た目がスッキリとした痩せ体質を手に入れることができます。
あなたが肩こりを解消して痩せ体質を手に入れるために、この記事では次のポイントについて解説していきます。

【この記事のポイント】
◎肩こりで太る原因

◎太り体質を作る肩こりの原因

◎痩せ体質を作る肩こりの改善方法
この記事を最後までお読みになれば、肩こりが太る原因について詳しく理解し、肩こりを改善して痩せ体質を手に入れる方法を実践することができます。
この記事が、あなたが肩こりを改善して痩せ体質を目指すお手伝いになれば幸いです。

肩こりが太る原因になる理由2つ

冒頭でもお話した通り、肩こりと太ることは密接に関係しています。
肩こりが太る原因になる理由は、次の2つです。

<1> 血行が悪くなり脂肪が燃焼しにくい体質になっている

<2> 姿勢が悪いため肩周りに脂肪が付きやすくなっている

もしあなたが、「肩こりを改善して痩せ体質を手に入れたい」と思っているのなら、まずは肩こりがなぜ太る原因になるのかについてしっかり理解することが大切です。
そこで、先ほどお伝えした2つの理由についてもう少し詳しく説明していきますので、ぜひ参考にしてください。

血行が悪くなり脂肪が燃焼しにくい体質になっている

肩こりが太る原因になる理由としてまず挙げられるのが、肩こりが太りやすい体質を作っているという点です。
肩こりがなぜ太りやすい体質を作っているのかを理解するには、まず肩こりが起きるメカニズムについて知る必要があります。肩こりが起こるメカニズムは、次の通りです。

【肩こりが起こるメカニズム】

このメカニズムのうち、太ることに直接関係するのが「③血行が悪くなり酸素が行き届かなくなる」という点です。
なぜなら、酸素は脂肪燃焼のために欠かせない要素だからです。

ダイエットをしようと考えたことがある人なら、「痩せたいなら有酸素運動が良い」というお話を聞いたことがあるのではないでしょうか。その言葉通り、痩せるためには酸素が不可欠です。
なぜなら、身体は酸素を使って体脂肪を分解し、エネルギーに変えていきます。体脂肪を分解する際に大量の酸素が必要になるので、酸素を取り入れながら運動することで痩せやすくなるという仕組みです。

つまり、体内に酸素が十分にないと、身体は体脂肪を分解できず、結果として痩せにくくなってしまいます。
ここで、肩こりのお話に戻りましょう。先ほど、肩こりは血行が悪くなり酸素が行き届いていない状態だとお話しました。

もうお分かりかと思いますが、肩こりが起きていて体内に酸素が十分に行き届いていない状態が太る原因になっているという訳です。

姿勢が悪いために脂肪が付きやすくなっている

肩こりで太る原因は、先ほどのお話にある「血行が悪くなり脂肪が燃焼しにくい状態にある」ことのほかに、姿勢の悪さが原因になり脂肪が付きやすくなっていることが挙げられます。

ここで、
「肩こりと姿勢の悪さの関係は?」

「なぜ姿勢が悪いと太るの?」
と疑問に感じた人もいるのではないでしょうか。

実は、肩こりと姿勢の悪さ、太ることは大きく関係しています。なぜなら、肩こりは姿勢の悪さが原因になることが多いため、肩こりを抱えている人には猫背や巻き肩、うつむき姿勢がよく見られるからです。
肩こりを持つ人の悪い姿勢の具体的なイメージは次のイラストを参考にしてください。

【猫背、巻き肩、うつむき姿勢のイメージ】
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この図のように、悪い姿勢は背中が丸くなり胸は緩んで張りがなく、一方で首や背中が引っ張られるように緊張しています。
姿勢が悪いと約4〜6kgもある頭の重さが均等に分散されず、首と背中に負担がかかり肩こりを引き起こすのです。

では、悪い姿勢だとなぜ脂肪が付きやすくなるのかと言うと、次の3つの理由です。
【姿勢が悪いと脂肪が付きやすい理由3つ】
<1> 使われていない筋肉がたくさんあるため脂肪が付きやすくなる

<2> 肩甲骨の内側にある、脂肪を燃焼させる細胞や筋肉の働きが低下する

<3> 姿勢の悪さで前側に倒れた頭を支えるため骨盤が後傾し、臀部や腹部に脂肪が付きやすくなる
それぞれについてもう少し詳しく説明しましょう。

1:使われていない筋肉がたくさんあるため脂肪が付きやすくなる

正しい姿勢を保てないということは、使われていない筋肉がたくさんあるということです。筋肉よりも脂肪の方が身体に付きやすいので、筋肉が少ない人は全体的に脂肪が付きやすくなります。

2:肩甲骨の内側にある、脂肪を燃焼させる細胞や筋肉の働きが低下する

肩甲骨の内側には、脂肪燃焼作用がある「褐色脂肪細胞」や菱形筋(りょうけいきん)があります。

【菱形筋の位置】

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猫背のように姿勢が悪いと、肩甲骨周辺の筋肉が緊張し血行が悪くなります。そうなると褐色脂肪細胞や菱形筋の働きが悪くなり代謝が下がるため、太りやすくなってしまうのです。

<3>姿勢の悪さで前側に倒れた頭を支えるため骨盤が後傾し、臀部や腹部に脂肪が付きやすくなる

猫背やうつむき姿勢などで頭が前側に倒れていると、その状態を支えるために骨盤が正常な位置よりも後傾します。

【骨盤が後傾したイメージ】
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このように骨盤が後ろに倒れると、正常時よりも筋肉と骨のバランスが崩れ、その隙間である臀部(お尻)や腹部に脂肪が付きやすくなり下半身が太ってくるのです。

太り体質を作る肩こりが起こる原因は2つ

先ほどのお話で、肩こりと太ることの関係性について理解できたかと思います。そこで次に、太り体質を作っている肩こりが、どんな原因で引き起こされているのかを説明していきましょう。
太り体質を作る肩こりが起こる原因は次の2つです。

【肩こりが起こる原因2つ】
<1> 筋肉の緊張

<2> 姿勢の悪さ
それぞれについて、もう少し詳しく説明していきます。

筋肉の緊張

肩こりが引き起こされる原因は、筋肉が緊張するためです。
なぜなら筋肉が緊張することで血行が悪くなり、次のようなデメリットを引き起こすからです。

● 酸素が行き届かなくなる

● 老廃物が排出されにくくなる

筋肉の緊張は、日常生活のリモートワークや外出回数が減ったことによる、運動不足や心身に対するストレス、疲労などによって引き起こされます。

運動不足やストレスなどにより筋肉が緊張することにより、全身に酸素が行き届かず老廃物も排出されにくくなるのです。そして疲労物質がどんどん溜まり、肩周辺に「コリ」や「重さ」「ダルさ」を感じるようになります。

姿勢の悪さ

肩こりが生じる原因の2つ目は、姿勢の悪さです。先ほどもお話した通り、肩こりの症状を抱えている人のほとんどが姿勢が悪いと言えます。
姿勢が悪いとなぜ肩こりを生じるのかと言うと、猫背やうつむき姿勢により頭と両腕の重さが分散されず、首や肩に過度な負担がかかるからです。

猫背やうつむき姿勢は、長時間のデスクワークやスマートフォンの見過ぎなどによって引き起こされています。
ここで一度、正しい姿勢をイメージしましょう。
正しい姿勢は、真っ直ぐ立った時に背骨が緩やかなS字カーブを描くような状態です。具体的には次のようなイメージです。

【正しい姿勢のイメージ】

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この状態だと頭と両腕の重さが上半身の前後に均等に分散され、肩に負担がかかりすぎることはありません。
一方、悪い姿勢は次の通りです。

【悪い姿勢のイメージ】

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このイラストのように、姿勢が悪いと、正しい姿勢のように真っ直ぐに頭の重さを支えることができません。前方に出た頭のバランスをとるために首や肩、背中の筋肉が緊張するので、肩こりを引き起こしてしまうのです。

【原因別】痩せ体質を作る肩こりの改善方法

ここまでのお話で、肩こりが太る原因になることがお分かりになったかと思います。もしあなたが最近太ってきた原因が肩こりにあるのなら、肩こりを根本から改善しなければ痩せ体質を手に入れることはできません。

そこで次に、太り体質を作る肩こりの原因別に、改善方法を説明していきましょう。
今回ご紹介するのは次の2つの方法です。

【肩こりが太り体質を作る原因】
1:血行が悪くなり脂肪が燃焼しにくい

[改善方法]肩周りを適度に動かし血行を良くする
2:姿勢が悪く脂肪が付きやすい

[改善方法] 正しい姿勢を身に付ける

肩こりの解消法はたくさんありますが、今回は肩こりを改善することで痩せ体質も手に入れるための方法として、脂肪燃焼をより期待できる方法を厳選してご紹介していきます。
それぞれについてさらに詳しく説明していきますので、ぜひ記事を参考にしながら実践して痩せ体質を目指してくださいね。

肩周りを適度に動かし血行を良くする方法3つ

肩こりが太り体質を作る1つ目の原因「血行が悪くなり脂肪が燃焼しにくい」という状態を改善するためには、肩周りを適度に動かして血行を良くすることが必要です。
具体的には、次の3つの方法があります。

1 :ストレッチ「肩甲骨はがし」

2 :マッサージ「脇の下ほぐし」

3 :ヨガ「魚のポーズ」
それぞれについて画像を交えながら具体的に説明しますので、自分に合ったものを取り入れてみてください。

ストレッチ「肩甲骨はがし」

肩こりを解消して痩せ体質を手に入れるストレッチは、特に背中側の筋肉をほぐすことがポイントです。
なぜかと言うと、背中には首や腕、肩につながる筋肉が集まっていることや、脂肪を燃焼する細胞や筋肉が存在するからです。

そして、背中の筋肉をほぐすストレッチの中でも、特におすすめしたいのが「肩甲骨はがし」です。肩甲骨はがしは簡単な動きなので誰でも実践しやすく、代謝アップにもつながります。
肩甲骨はがしの具体的な方法を説明する前に、肩甲骨の位置を知っておきましょう。

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このイラストを見てもお分かりの通り、肩甲骨は背中周辺にある大きな骨で、上半身の動きの要になる部分です。これから説明する肩甲骨はがしを実践する際は、このイラストにある肩甲骨の位置を意識して動かすと良いでしょう。

それでは、肩甲骨はがしの方法を説明していきます。肩甲骨はがしはさまざまな種類がありますが、今回は座ってできて難易度の低い肩甲骨はがしを2種類ご紹介します。

ただ、肩甲骨は凝りがひどいと簡単なストレッチでも痛みを感じやすい部分なので、痛みがある時は無理をしないようにしてくださいね。

【肩甲骨はがしの手順 1 】
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【肩甲骨はがしの手順 2 】
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マッサージ「脇の下ほぐし」

肩こりを改善し血行を良くするためのマッサージでおすすめなのが、脇の下ほぐしです。脇の下ほぐしが肩こり改善と痩せ体質につながる理由は次の2つです。
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この2つの理由から太る肩こりに悩んでいる人には、脇の下ほぐしがおすすめです。
それでは、具体的なやり方を説明していきます。

【脇の下ほぐしの手順】
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<脇の下ほぐしのポイント>

脇の下に指を入れるときは力を加えすぎない

ヨガ「魚のポーズ」

ヨガは呼吸をしながらポーズを決めていくので、有酸素運動のような脂肪燃焼効果が期待できます。
そして、ヨガはゆっくりと筋肉を伸ばす動作なので、ヨガの中でも肩や首をほぐすポーズを選べば肩こりの改善にもつながるのです。
数あるヨガのポーズの中でも今回ご紹介するのは、「魚のポーズ」です。ポーズのイメージは次のようになります。

【魚のポーズのイメージ】
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この写真のように、魚のポーズは首や背中が思いっきり伸ばされるので、首や背中の筋肉の緊張がほぐれ、肩こり改善につながるのです。
それでは、「魚のポーズ」の具体的な手順について説明していきます。

【魚のポーズの手順】
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<魚のポーズのポイント>

頭頂部を床につけることが難しい場合は、後頭部でも良い。胸を開き肩甲骨を寄せることが目的のポーズなので、そのほかの部位は無理をしない

先ほどお話したように、ヨガは全般的に脂肪燃焼効果が期待できる運動です。
今回紹介した魚のポーズのほかにもおすすめの肩こり改善につながるヨガポーズを知りたい人は、「肩こり 運動不足」の記事にヨガのポーズが紹介されていますので、そちらもぜひ参考にしてください。

正しい姿勢を身につける方法

肩こりを改善して痩せ体質を手に入れるには、先ほどお話した適度な運動のほかにも、正しい姿勢を身に付けることが必要です。
前にもお話した通り、猫背やうつむきなどの悪い姿勢は肩こりを引き起こし、さらに脂肪が付きやすくなってしまいます。
そこでまずは正しい姿勢を知り、日々の生活で自分の姿勢を正しく保つことを意識しましょう。正しい姿勢とは次のような姿勢です。

【正しい姿勢のイメージ】
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このようなスッキリとした美しい立ち姿勢がお手本です。正しい姿勢を作るにはコツがあり、身体の4つの点を一直線に結ぶことです。
4つの点とは、

● 耳

● 肩

● 骨盤

● くるぶし
上記のことを指し、下記の図のイメージのように姿勢を保ちます。

【4つの点が一直線になっているイメージ】
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この4つの点が一直線になることを意識しておくと、自然に正しい姿勢を保つことができます。
4点が一直線になるように立つにはどうしたら良いかと言うと、肩甲骨を軽く後ろに引くことがポイントです。

胸を張ることを意識しすぎる人がいますが、胸を張りすぎると腰に負担がかかってしまい腰痛の原因になることもあるので注意しましょう。
肩甲骨を背中の中心に引き寄せるようにすると、自然に胸も引き上げられて美しい姿勢になります。

自分が正しい姿勢になっているかどうかを知るためには、全身が映る大きな鏡の前で確認することがおすすめです。壁に背中をつけて行うと、正しい姿勢を作りやすくなりますよ。

まとめ

いかがでしたか?肩こりが太る原因と改善方法についてお話してきました。
最後にこの記事をまとめると、
◎肩こりは太る原因になる

 ①血行が悪くなり脂肪が燃焼しにくい体質になっている

 ②姿勢が悪いため肩周りに脂肪が付きやすくなっている
◎太り体質を作る肩こりが起こる原因は2つ

 ①筋肉の緊張

 ②姿勢の悪さ
◎肩こりを解消して痩せ体質を手に入れる方法は2つ

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◎マッサージは器具を使うとより効率的に行える
以上になります。肩こりは太る原因になるため、肩こりを抱えている人で「最近太った気がする」と悩んでいる人は肩こりの改善方法を試してみると良いでしょう。
この記事であなたの肩こりが改善され、痩せ体質を目指せることを願っています。



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